旅の記録 01−1
旅立ち 08.07.18 Fri 1日目・その1
結局3時間しか眠れずに旅立ちの朝を迎えた。
朝食を取ってから部屋を出ようと思ったのだが、全く食欲がない。最近飲みすぎだったためなのかもしれないし、出発直前の緊張感がそうさせているのかもしれない。
結局何も食べずに部屋を出た。旅を前に緊張なんて、
小心者なのかもね♪
12:00発のアエロフロート・SU576便。成田発モスクワ経由パリ行。
よく言われる離陸2時間前の10:00頃に成田に着こうとすると、バックパックを背負って
満員の埼京線に乗る羽目に陥るので、成田で暇を持て余すことになるとは思うのだが、ラッシュ前の埼京線に乗り込むことにしていた。
池袋で山手線、日暮里で京成特急、二度の乗り換え。早めに出たおかげで車内の邪魔者にはならずに済む。
京成は下り方向なので、人数的な主役はもはや成田に向かう海外旅行組みで、トランクやらの大荷物を持った人ばかり。
しかし、朝から元気一杯の女子高生2人組が主演の舞台だったね♪
女子高生の制服姿を次に拝むのは2ヵ月後なわけだが、その2ヶ月後、どんな思いで彼女たちを見つめることになるんだろうね。
Tシャツ・ジーンズ・スニーカー・黒いサングラスにバックパックというちょいと怪しげないでたちで女子高生を温かい目で!?見守りながら成田へ向かう。
成田着。
アエロのカウンターでバックパックを預ける。受付のAさん(美人♪)は、
「荷物はパリまで直接行きます。」と、こちらが確認しようと思っていたことを先に言ってしまう。
乗り継ぎの場合、二度手間になることもあると聞いていたので一安心。
我が飛行機は??
On Timeね、ほっ♪
¥40,000を€(ユーロ)に両替し、トイレを済ませてしまうと、もはややることは残されていなかった。予想通り手持ち無沙汰だ…
搭乗ゲートくぐってしまったら禁煙… なんてこともありかねないので、タバコを2本吸ってから入るが、なんのことはない、あっち側にも喫煙所くらいはあったのだけれど…
ウインドウシートを希望したので、便が近くなることを懸念してはいたのだが、マックでコーヒー(空港内なのに、¥100、えらいぞ、マック)を買い、ゲート内の喫煙所でも2本。機内は確実に禁煙なので吸いだめ♪
携帯の話し相手に『今、吸いだめ中』と話している女性発見。考えることはみな同じよね♪
朝食を取らなかったせいで、少々空腹を感じたが、空港では食事をしない主義。だって、飛行機に乗れば無料のごはんが出てくるじゃない、もったいない。
って、まぁ、トランジットの時間とかが8時間とか10時間とかあったら、まぁ、別だけどね。
実際、12年前の旅では、シンガポールでのトランジットがそれこそとんでもなく長くて、空港で泣く泣くえらく高い食べ物を買った記憶がある…
今回はトランジットも2時間ほどなので、空港では何も買わないわよ、だって、空港の物価ってホント高い(DutyFreeが生かされるほどの物なら別なのだろうけど)。成田のマックはホント偉いよな。
そうね、すでに貧乏旅行モードに突入って感じかしらね。
これがわたしの乗る…
じゃなくて…
そりゃね、ANAにはね、いつかは、海外旅行の際にお世話になりたいですよ…
こっちがわたしの乗るアエロ

止まっている位置が悪く、半身しか写真に撮れず残念。
DutyFreeショップを見学したりしているうちに搭乗開始のアナウンス。
あら??
すでに11:45なんですけど…
どこが、On Timeやねん!! どう考えても30分くらいは遅れるやろ。
モスクワでの乗り換えの余裕は2時間だぜ、頼みますよ…
結局1時間遅れで離陸、後ろの席の女性も同じくパリらしく、少々心配そうに隣のおっさんに『間に合いますよねぇ…』とたずねている。
どうやら、元々は成田→モスクワ→パリと、全部同じ機体の予定だったらしいが、何らかの事情で、モスクワでは機体を乗り換えることになったらしい。
へぇ〜〜〜 知らなかったよ。あなた物知りだねぇ…
ま、それはさておいて、飛行機は1時間遅れで成田を飛び立つ。
『エコノミークラスではアルコールは有料』という機内アナウンスにがっかり…
飲む気満々だったのに…
安いには安いなりの理由があるのね…
機内の楽しみが半減だぜ…
わたしの隣の席の女の娘(ロシア人だろうな)は、最初に見た時は、20代前半に見えたのだけれど、隣に座ってからよくよく観察してみると、どうも中学生くらい…
欧米人の年齢はわからんなぁ… って、あっちからしてみれば、
東洋人の年齢はわからんのだろうけど…
日本発のアエロの特徴なのだろうけれど、乗っているのは日本人とロシア人がほとんど。しかも、乗っているロシア人の多くが日本語を話せる感じ。
で、まぁ、隣の女の娘だけど…
アナウンスなんか無視して、CAに注意されるまでゲームするわ、携帯で話すわ、もうそれこそ、やりたい放題で、彼女の隣にいる母親も全く注意するそぶりも見せない…
可愛いからって、そりゃ、いけませんよ。
良い子は真似しないようにね♪
ウインドウシートの楽しみはもちろん、窓からの景色。
しかし、目に飛び込んでくるのは三日月湖と森林と平原ばかり…
バイカル湖とか、ウラル山脈とかはついぞ確認できず…
そもそもルート上見えないのかどうかは不明だけどね…
18年前には、日本地図に見える日本の海外線の明かりを、北極の氷を、
12年前には、パイプライン!?の紫の明かりを、
そういった美しいものを見せてもらい、味をしめていたのだが、今回は正直空振りだったかな…
二度目の食事の時、『フィッシュorビーフ?』って聞かれずに、フィッシュを渡された。どうやらビーフは品切れのようだが、そんな場合でもCAは
『フィッシュorビーフ?』
ってたずねて、品切れの方をオーダーされた場合には、
さも今気づいたかのように、
『申し訳ございません、
たった今品切れになってしまいました…』
みたいなことを言うと、「気まぐれコンセプト」で読んだことあるんだけどなぁ。エアラインやCAにもよるってことか。
まぁ、どっちにしてもフィッシュにするつもりだったのでノープロブレムですけど。
機内に持ち込んでいた長袖のシャツを着て、さらにブランケットをかぶりはしたのだが、わたしにとってはエアコンが少々寒く、眠れず…
睡眠不足ではあったが、真昼間というのも影響したかな。
結局、9時間ほどのフライト中一睡もせずにモスクワ着。およそ1時間ほどの遅れのため、トランジットは約1時間。それでもやはり一人旅は暇を持て余す…
ラスト1箱のつもりで昨夜買ったマルメンライトをモスクワでも1本吸ってしまう。出発前や成田でも吸っていたので、残りは10本弱になってしまった。
欧州に行ったら¥1,000とかするって話だし、とてもじゃないが買えない。今後はホント大事に吸おう。これ吸い終えたら
禁煙の旅になるのだし。
タスポ導入と同時に禁煙するって宣言していたのだが、結局、禁煙できずにいたが、今度こそ♪
搭乗ゲートに向かう。持ち込み荷物チェックの際、胸ポケットのタバコを見て、係員が『タバコをよこせ』みたいな身振り。
賄賂を要求か?? おいおい、冗談じゃないぜ、残りわずかな楽しみを奪われてたまるかと思い、
『NO!!』と頑なに拒否すると、係員は怒り出す始末。
なぜ??
係員は胸ポケットに手を伸ばしてくるので、かわそうとすると、
『ライト!!』と大声を出してきた。
あっ、そっか、機内にライターって持ち込めないんだったっけ…
成田ではジーンズのポケットに入れていたのでスルーされたが、今回はうっかり胸ポケットに入れていたので見つかってしまい取り上げられちゃいました…
没収されたものは返ってきません、わたしのは¥100ライターなので痛くもないですけど、お高いライターをお持ちの方はお気をつけ下さい。
まぁ、いいや、預けたバックパックの中にもひとつライター(
停電の時とかの非常用よ、もちろん、禁煙の旅ですもの♪)入ってるので、パリの空港で荷物受け取った後は吸えますから。
どうやら、モスクワ→パリはエールフランスと共同運航のようで、機体もエールフランスのものだった。機体乗換えの事情はそういうことなのね。
初めてのエアバス。当たり前だが、ボーイングとはつくりが違う。
っていうか、おい、ブランケットがないぞ…
機内で少々寒いのは4時間弱なので我慢できるし、いざとなればブランケット借りればいいのだが、実は
ブランケットをせしめる腹積もりだった。
あらかじめ全員に配布されていれば、一つや二つ紛失してもバレやしないだろうとたかをくくれるが、わざわざCAに頼んだものが紛失すればバレバレじゃん…
こんなことなら、モスクワまでの機内からせしめておけばよかったが、後の祭り。肝に銘じよう。
次のチャンスは必ずしもあるとは限らない。
安宿で掛け布団はシーツ1枚でちと寒いってケースもあるし、夜行列車内などでもエアコンが効き過ぎで風邪をひきかねないなんてこともある。薄くて持ち運びやすい機内のブランケットが重宝するのは、前回・前々回の旅で実証済み。
CAにブランケットを要求してそれを持ち去ることも脳裏をよぎったが、小心者のわたしはそんな大それた!?真似はできずに終わる…
バックパックにはトレーナーとやや大きめのタオルも入っているし、なんとかしのげますよね??
モスクワ発も30分ほど遅れで離陸。
パリ(シャルル・ド・ゴール空港)に着いたら速攻でオウステルリッツ駅までRERで行ってトゥールーズ行きの夜行に乗る目論見はほぼ断たれたかな。
帰りのフライトもパリからなので、パリには最後に数日間滞在するだけにしようと思っていたのだが、仕方ない。今夜だけドミトリーにでも泊まりますかね。
機内のアルコール有料、ライター没収、ブランケットせしめられず、離陸の遅れ、ひとつひとつは些細なことだが、何かとプチトラブルや誤算が重なったな。
少々出鼻をくじかれた感もあるが、まぁ、旅というものはこういったものだ。それらを乗り越えていくことに醍醐味があるといっても過言ではない。
しかし、
本当のトラブルは、この直後に待ち構えていた…
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